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慢性疾患の特徴と看護に関する注意点

慢性疾患は、長期間の治療を要する疾患の総称です。症状も徐々に出ることが多く、自覚症状が出た頃には重篤化しているケースも少なくありません。慢性疾患は生活習慣病を指すことが多く、高血圧症や糖尿病などが該当します。
しかし、特定の病気のみが慢性疾患になるわけではありません。
医学的に明確な定義は無く、どのような病気も慢性疾患になる可能性はあります。生活習慣病は初期症状が軽微なので対処が遅れやすく、治療も長期化することから慢性疾患になりやすいのです。
慢性疾患は中高年層の人が抱える病気というイメージがありますが、小児ぜんそくなど小さい子供が患う慢性疾患も存在します。

慢性疾患に悩む人への看護で大事なのは、精神的なケアです。
いつまでも治療を続けているのに体調改善の兆しが見えない状況の中、慢性疾患に悩む人は心が非常に疲れています。そのような人に対し、安易に慰めるような振る舞いは厳禁です。治療に対する姿勢が後ろ向きになり、病気を治そうとする気力を喪失する恐れがあります。
その一方で冷淡に扱うのも、病気を軽視するようなものなので避けなければいけません。
看護に関する注意点として、患者の心情を察しつつも安易に触れないことが重要になります。患者の側から病気に関する話があった場合は真摯に受け止めるのが看護する側に求められる姿勢ですが、自分からは話題にしない方が賢明です。
また、治療方針についても憶測や先入観は持たず、事実だけを伝えるのが患者への配慮と言えます。

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by zoo211saki | 2020-02-21 12:30
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